はみだしっ子







『われらはみだしっ子』
4人の出会いとマックスの過去物語。
どんな目にあおうとも子は親を憎むことなく慕い続ける・・
天使のようなマックスを私が抱きしめてあげたかった--!!

『動物園のオリの中』
人は誰もが人の目を気にしながら生きている・・。
はみ出して生きていくことを選ぶ4人です。

『だから旗ふるの』
旗を振る。ソレは時々帰ってくる母へ大好きの合図
でもそれは夢を選んだ母へのエール、そしてさよならの合図となりました。
彼は今仲間にむかって・・旗を振ります。
意地っ張りだけどやさしいアンジーが・・大好きでした!! 

『雪だるまに雪はふる』
昔雪の中沢山の雪だるまをつくった。
「さぁ行って!ママを助けて:泣!」
彼らに懇願し、怒るサーニンの姿は同じく動く事の無かった
母への怒りや哀しみが伝わってきてせつなかった--!(泣)
 
『階段の向こうには』
--不幸になればいい!でないと私の苦しみは終わらない--
母を失った従姉エイダの憎しみとグレアムの過去の物語
3人3様のグレアムを思う行動が秀悦!
ボクを殺していいよ。マックスには泣かされた-!
グレアムの幸せを祈ることが出来た時彼女も救われたのでした、
動かない足のリハビリに励む
アンジーの姿もけなげで涙があふれたっけ・・(涙)

「レッツ・ダンス・オン』
--ペンキをつめこんだ缶を壁にぶつけてみたい!--
音の嵐に嬲られむき出しにされる心。逃避の怖さを知りました。
★ジェットコースターに乗りそこなったマックスに笑った♪
『夢をごらん』
戦争で人を殺したというマスターが語る
集団真理(戦争)の中に潜む正義という名の悪。
--大好き。ずっとそばにいたい--そう思えた人。
でもソレはやっぱり夢に終わった・。
それでも・いつかきっと・・夢を見よう・・涙・
    『残骸を踏む音
サーニンを人質にとられ(監禁)子役を強要されるアンジー。
皮肉にもソレは実母の子役オーデション。
かつて親に幽閉され言葉を失ったサーニンの心を
支えたのは窓から見える「鳥」でした。
でも今彼を支えたのは皆を「信じる心」
どんな不幸もサーニンの壮絶さには太刀打ちできない!
『そして門の鍵
アンジー&グレアムは自分に執着する親と対決。そして
彼らに係る重要人物シドニーが登場です!
-門は開いていた。鍵をかけたのは自分・
彼は自ら鍵をあけ2人を出迎えた。
4人のおかげで戦うことを選んだシドニーです・
 


『山の上に吹く風は
バスジャク&雪山遭難事件勃発!
強盗犯・麻薬常習者っととんでもない乗客たちの
人間模様がシュールに描かれてます。
サーニンがスキーで救助を求めて飛び出す中
「おまえなんて邪魔」首を絞められ・・マックス銃を発砲
みんな夢だよ・・・
証拠隠滅に奔走するアンジー&アルフィー/シドニー。
傷のせい?で動けず心を閉ざしていくグレアム・・。
−遠くに行かないで!!-グレアムに嫌われたと
思いこみマックスも行方不明に・・。
狂ったグレアムをみつめ失意に沈むアンジー。
「神様!あなたは・大いなる他者だ」
ばらばらになった4人の心が痛すぎです!
この事件は11巻〜グレアムの心を追い詰める原因へ展開します。
 
  
 

『やつらが消えた夜』
保護されたマックスは孤児院へ・・数年が経過。
迎えを待つマックスの葛藤とともに
様々な事情を抱える子供達の物語がシュールに展開。
マックスを突き放した罪悪感に沈むグレアムと
彼を心配するアンジーの思いがせつないです。

マックスはもうあのときのマックスじゃない・。
それでもさまざまな葛藤を乗り越えてきたマックスは
迎えに来たグレアムをみつめ笑う。
「大好き!グレアム!」
その姿に涙するグレアム・・。2人の抱擁に涙でした--!


 

『裏切り者』
事救助隊の元にたどりついたサーニンですが
3人が行方不明と聞き再び言葉を失い闇に沈みます。
彼を救ったのは親友(馬)「エルバージェ」とみんなを信じる心
実はマックスより先にサーニンを見つけていたアンジー。
でも彼はエルと生きることを選び・・。

傷心の心をフーちゃんに慰められいたアンジーなのでした。
でも・・。サーニンが八百長事件に巻き込まれたことを知った3人は
彼を救いに走り、4人はまた共に旅を続けることになったのでした♪
  「窓のとおく
グレアムの気持ちを図りかねるアンジー。
ある家族を通して心が通わない悲しみを描きだしています。

『バイバイ行進曲 』
「おまえを殺すのは・・病気じゃない!ボクだったのに!」
遂に和解することなく父は他界。
でも彼は自分の角膜をグレアムに残したのでした。
−ソレでもボクは花瓶を割らなかったんだ-。
愛を口にできない不器用な2人は似たもの同士?
そんなこといったらグレアムは怒るだろうけどね(涙)
 


 
『カッコーの鳴く森
サーニンと同じく言葉を失ったクークー(マーシア)の物語
彼女に恋するサーニンが可笑しくも可愛い!!
-もしもおまえがクークーに引きずられて笑うことも話すことも
なくなったら・・アンジーがなくよ--

サーニンの持ち前の粘りで笑うようになるマーシア。
彼女は牧師のエゴでサーニンと引き離された後・・死亡。
彼女の死の真相が明かされたとき(最終巻)涙に暮れたのは
言うまでもありません!

『 もうなにも』
彼らに養子の話が。でも頑なに拒絶するグレアム
「なぜ・・?」
「聞くのか!ボク達と人殺しの罪を共有する覚悟はありますかと!」
「言いたきゃいえよ!オレはいわない。
もう親なんて名の人間は持ちたくないってわけか!」

---もし、また愛せなかったら-- 
 ソレが本当の思い・?ヘビーです(涙)
★アンジーが音痴ということが判明しました(笑)
 

 
『クリスマスローズの咲く頃』
始まりました4人と2人の暮らし。
ずっと怯えてる?嫌われることを?なぜ?
フリルの服、酒・タバコっと、アンジーはありのまま?の「バカ息子」を演出。
「ソレ」でも愛しているよ」っていってほしかったんだろうな--。

何だかんだいってアンジーとジャクはって
けっこう・いいコンビなのよね。(笑)
★「これからはお兄様とおよび、弟達♪」
→ボクは兄さん程度でいいからね!「」アンジーの顔ったら(わはは!

『ブルーカラー』
他3人もアンジー同様、親と子の距離感に悩み戸惑う。
それでも・・「自分はここにいてもいいのだと」思い始め
和やかな時が流れ始める。

でもグレアムだけは・・
ある計画をすすめていたのでした・・。

「なぜ幸せなままではいけない?でもこのままでいいのか?
ボクはあの雪山のことをどうすれば笑い話に出来るのかわからない・
・。

「ジャックが嫌いなの?」心配するサーニンに
「とても堅苦しく好意をもっているよ・・」と答えるグレアム。
--ボクは家族の中の黒い羊--

人気者なんだけど「ボス(グレアム)」になるには
まだ修行が足りないマックス。
「困ったらジャックかパムにお言い」寂しさを隠して遠ざけるグレアム。
マックスがジャクをもう少し信頼し、サーニンがクークーの死に
耐えるのを見届けるまでは・と思うのは逃げなんだろうか・

ところがリッチーの権力争いに巻き込まれたマックスをかばい
グレアムが刺されるという事件が勃発!!ソレは裁判に発展する。
「ちがう・・ボクを殺すのはフェルブラウン・・」
その言葉に驚愕するアンジー。
「どうしておまえは・・」グレアムの番をはじめるアンジー。



 



裁判模様が超〜リアルに進みます。
反省などないリッチーの罪を消そうとする弁護士フランクファーターに
苛立つグレアム。
--警察がとっ捕まえても弁護人は彼らに寛大さをといい・・
人々はそこにひきこもる。彼らは解放され今度はもっと
酷い罪を犯すやつもいて。なぜ彼らを止めない!
法律を飾りものにしてどうするの!


人殺しが暴行罪の奴とっつかまえて
『この悪党め』と叫んでいる。 喜劇だ」

殺してしまえ・・!彼の苛立ちはピークに。
もう疲れたんだ誰かに止めてほしかったんだ。・・
グレアムにある危さにきづくジャック・ロナルド。
「追い詰めるなよ。へたすりゃとんでもないところへ行っちまう。」

そんな中一人すねるアンジー。
「なぜ?・・おれじゃだめなんだ!!」
「ユア・マイ・サンシャン、マイ・オンリー・サンシャン・・」
あなたはけして知りはしない。ボクがどんなにあなたを愛してるか・・
これはアンジーのグレアムへの思い。
この可愛いらしい歌が悲しい歌だとしった私だったのでした。

--「自分がここにいる意味があるのかなんて本気で悩むことじゃ
ないよ。きっと何か意味があるんだから・・違う?グレアム」
それは親友(馬)を思っての言葉。でもグレアムへの言葉でも
あったんだよね。言葉少ない彼だからこそ響く・・。
彼の精神の強さは・グレアムとは対極のものなのかも・・。











ランクファターの巧みな弁舌により無罪になりつつあるリッチー。
グレアムはリッチーが自分を襲うよう緻密な計画を立てる。
4人の連携によりリッチーは有罪に・・!
君は良心に恥じることなく正義が行われたといいきれますか?
汝裁く無かれと戒める本に手を置き
裁きのため真実の証言を誓う事と同程度の妥当性を感じます。
 
夜中家を抜け出しトリスタンでピアノを弾くグレアムのもとに
ジャックをいかせるアンジー。
−女のことまで先を越されて
アンジーがすねるだろうな BYジャク :笑


見張っていたのに・・。ある日ベットは抜け殻。
ついにグレアムは雪山で射殺したギイの義妹
フェルブラウンに会いに家を出てしまったのだ。

「死んじまう!捜して!!」懇願するアンジーに
「なぜ?ソレはあの雪山に関係してるのか?」と聞くジャック。
さすがなんですよね--(涙)
-総てをジャックに言ってみるか?
ただ見逃しておいてくれと。聞いてくれる相手か

いえない・。お前も言わないだろう。だからいいこうよ。昔のように。
「連れていって・」
ソレはずっとグレアムの「死への思い」だと思ってたんですけど
アンジーのグレアムへの思いだった?今頃思ったりして--(涙)







「ボクがあなたの義兄ギイを殺したんです」
「愛してたと、だから憎い!といってほしいの?
あなたは ソレぐらい誰かに愛されたかったの?もう。いい。楽になって・・』

それは以前サーニンの馬を貶め罪に苦しむミセスシグナンに言った言葉。
もうどこへいけばいいかわからない・・・。
クークーの死を知ってしまうサーニン。
誰か君を救ってくれたかい?ボクはなにもできないの?クークー!
必死でグレアムを追うアンジー・ジャク・ロナルド・。そしてダナ。
みんなの思いが交錯!!息苦しいです。
そんな皆の思いもグレアムの死への情熱を消すことは叶わず
海に飛び込むグレアム・・。
『みんなを置いていくのか!このエゴイスト(身勝手)!
行くなよ!いくな・・!」
「自殺するのがボクの身勝手なら、ボクに生きろという
お前こそ身勝手じゃないか!?」

----それでも・・生きてくれ-----
アンジーの声にならない声が・・涙がせつなかった---
グレアムを追い詰めた「罪悪感の考察」はコチラで語っております

死から引き離されたグレアムは
雪山でギィを殺したと告白しEND。その後は描かれていません。
でもきっとジャックはグレアムを抱きしめ
グレアムはその暖かさに涙し・・
自分が幸せになることが苦手だといったグレアムだけど
彼の幸せこそが、3人を幸せにすることなのだときっときづく。
そして5人は本当の家族になったのだと・・私は今でも信じているのです♪

 

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